【障害者は結婚できないですか?】障害者の私が結婚するために乗り越えた3つの壁

障がい者ライフ

皆さま、どうも愛の伝道師「カタアシ」です。

恋・・・してますか?

自分もいつかは愛する人と結婚して、暖かい家庭を持ちたい。そう思う人も多いのではないでしょうか。

その願いは、障害者も健常者も変わりありません

しかし、自分の持つ障害が、結婚に対しても障害となるのではないか?と不安に思う気持ちも分かります。

相手の家族や自分の家族から障害を理由に反対されるのではないか?

家事や、出産・育児にはどんな支障があるのか?

そもそも、パートナーの負担になるのではないか?

こんな疑問を解決します。

この記事を書いている私は、バイク事故で片足の太ももから下を切断した障害者です。

妻は転落事故で首の骨を折った頸椎損傷の不完全損傷で車椅子です。(完全損傷だと手にも麻痺が起こりますが、不完全なので状態は胸から下が麻痺で手には麻痺はありません)

結婚生活は5年目で、5歳の娘がいます。

この疑問や不安は実際に私が、妻との結婚を考えだしたときに感じていたことです。

まず最初に結論を言うと、障害者でも結婚できるし、もちろん障害者でも結婚していいです。

相手の家族や自分の家族から障害を理由に反対されるのではないか?

結婚を考えたときに、まず最初にしなければならないのは、パートナーの家族への挨拶と自分の家族への報告です。

悲しいですが、だいたい反対されます。

はっきり言っておきますが、障害は個性ではありません。結婚に関してはマイナスポイントです。

しかし、受け入れなければなりません。

そして、相手の家族にも自分の家族にも理解して受け入れて貰わないといけません。

理解してもらうには時間をかけて、自分たちは大丈夫なんだと説明し、見せていかなければなりません。

一口に障害といっても身体障害から精神障害まで様々です。

出来ること出来ないことや、どんなサポートがいるのかなどは、話さないとわかりません。

もしも相手の家族の方たちがイメージで反対されているのなら、何度もコミュニケーションをとり、誠意を尽くして説明しましょう。

障害を理解したうえで反対されているのなら、期間を決めて同棲してみるなど事実で証明していきましょう。

私は、妻と付き合いだしたときに早い段階で、相手の実家に挨拶に行きました。「お付き合いさせて頂いています」としっかり挨拶して、自分たちが同棲していた家にも招いて来てもらいました。

その時に言われたのは「家具とかも大して揃ってないかと思っていたけど、ちゃんと生活しているんだね」と驚かれていました。

自分の家族にも紹介して、自分たちはちゃんと生活できているんだと何度も説明しました。

結婚の挨拶をする頃には、相手の実家で私の出身地の名物「広島お好み焼き」を作るまでになりました。勝手に地元を背負って焼くお好み焼きは、緊張しますよ。

家事や、出産・育児にはどんな支障があるのか?

家事については、努力や工夫次第で大半は解決すると思います。

お互いに協力して家事をこなすことは、健常者の夫婦も出来ていないことも珍しくありません。

必要なのは、お互いの障害について、どんなことが難しいのか話し合うことが大事です。

私の妻は、体幹が機能していないので、料理などの細かく動き回ることが苦手で、とても時間がかかります。

他には、重いものを運んだり、日用品やスーパーで買い物、ごみ捨て、皿洗い、子供をお風呂に入れるなどは私の担当です。

服の汚れを手洗いして洗濯したり、幼稚園の送迎バスで帰ってきた子供を迎えに行ったり、幼稚園の荷物を準備したり、子供を寝かしつけてくれたりしてくれています。

妻が出産した時は、下半身麻痺なので力を入れられないので、全身麻酔で帝王切開で出産しました。

陣痛や破水も本人が感じられるか分からなかったので、予定日の一か月前ほどから入院していて、部屋代と食事代がとんでもなく掛かりました。

育児に関しては、私が仕事でいないときは、妻と子供だけでは外に出るのが難しかったので、市役所で相談してヘルパーさんを頼んで、散歩や病院に付き添ってもらいました。

困ったのは、床から子供を抱き上げるときで、脊髄損傷は手を使わないと体を起こせないので、最初は片手で上体を起こしてもう片方の手で子供をすくい上げる荒技をしていましたが、いつも間にか子供が妻の体をよじ登るようになっていました。

そもそも、パートナーの負担になるのではないか?

障害者は、それぞれの持つ障害のせいで、体調を崩したり心が不安定になります。

それは仕方のないことですが、私は嫌なことは嫌といってもいいと思います。

どちらか片方の負担が大きいといずれ夫婦の関係は破綻します。

障害を持つパートナーとの暮らしは大変なことが多いですが、それ以上に一緒にいたいと思ったから、問題にぶつかった時も、あきらめるのではなく解決策を考えていくことが大事です。

足りない部分を補い合うことは夫婦なら当たり前のことです。そこに障害は関係ありません。

障害によってどうしてもできない部分があるのは仕方がないですが、自分の身の回りのことは出来るようになる必要があります。

助けてもらって当たり前という態度は嫌な気持ちにしかなりません。

助ける側は、助けて当たり前

助けてもらう側は、助けてくれてありがとう

これが当たり前の関係を築いていきたいですね。

まとめ

今回は、障害者の私が結婚するために乗り越えた3つの壁という話をしました。

まぁ、長々と書いてきましたが障害者でも結婚できますし、障害者でも結婚していいに決まってます。

しかし、忘れてはいけないのは、楽になる為の結婚では、いつか限界が来ます。

私も、こんな障害者の私と結婚してくれた妻との生活を続けていくために努力していきます。

それでは、また

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